
第3話 遣る瀬無さと覚悟
告白から3日後。。。
『よろしくお願い致します』
店長の真剣な眼差しをもらった朝だった。
僕の想いが進み、一安心した気持ちと寂しい気持ちが交差する。
苦労に苦労を重ねて創業した『Hair × Make gg』を節目である15周年を前に本当に譲渡してしまうこととなった。
しかし、Rogos株式会社を譲渡したわけではない。ggという営業部門を切り離しただけだ。
そう。会社が残っている。
僕にはベースとなるロゴスがまだある。
という気持ちに切り替えた。
これから立ち上げる新店舗への想いが沸沸と湧いてくる。
遣る瀬無さと覚悟を再決の中、僕は妄想を膨らます。
新店舗のコンセプト、デザイン、商材、資金調達、運営。。。などなど一途に色々な妄想と構想を練っていた。
自分の中でイケる。
そう確信すると、次は妻に自分の想いを伝えた。
もちろん妻も賛同した。
最後は、うちの顧問税理士だ。
単なる妄想であってはならない。
数字の面でやれるのか、そもそもやっていけるのか。。。
新店舗のロケーションは、実は前々からお話しをいただいていた。
確か、2017年11月頃だったか、このストーリーを決める半年以上前だったと思う。
テナントとして好条件なのに、ずっと空いていたなんて、やはりご縁を感じる。
今、こうして、この場所で、あたらめて事をさせていただけているという御感謝の気持ちです。
住処は決めた。
この『スミカ』で事を成す。